未経験からバリスタになるために知っておきたいこと【元バリスタの経験をもとに解説】

コーヒー 焙煎 バリスタ

未経験からバリスタになりたいと考えている人
「今の仕事つらいし、好きなことで生きていきたい。コーヒー好きだから
バリスタになりたいんだけど、資格とか必要なのかな?どうやったらバリスタになれるんだろう?バリスタになる方法教えてくれい!」

 

 こういった疑問に答えます。

 

本記事ではこんな悩みを解決します

 

  • バリスタにはどうやってなるの?
  • 資格を取らないとバリスタにはなれないの?
  • バリスタになったあとはどうすればいいの?

 

本記事の信頼性

 

  • COFFEE MAP 管理人(SHUTO 24歳)
  • OGAWA COFFEE LABORATORY元バリスタ(バリスタ歴4年)
  • 年間200店舗のコーヒー屋さんを巡るコーヒーマニア
  • コスタリカのコーヒー農園に訪れた経験あり
  • コーヒーインストラクター(バリスタ指導経験あり)

 

バリスタへの道は王道を選べば確実に辿り着けます。一緒に見ていきましょう。

【自分に合った】コーヒーの選び方講座!【3つのポイントで解説】
自分に合ったコーヒーの選び方は3つのポイントを抑えることができれば簡単に見つけることができます。今回は自分に合ったコーヒーを選ぶための3つのポイントと自分に合ったコーヒーを提案してくれるコーヒー屋さんを紹介します。

結論:バリスタは誰にでもなれる。~王道3パターン別に解説~

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アルバイトで修行を積む【個人的に1番オススメ】

すぐにでもなりたいのであればこの方法が一番オススメです。

なぜなら殆どのバリスタがこの方法を選んでおり、アルバイトで生計を立てながらスキルを
磨いています。

私も以前勤めていたコーヒーショップではアルバイトとして入社し店舗で働きつつ、
コーヒーの勉強をしてました。

 

実際にこんなことをしていましたよ。

  1. コーヒー屋さん巡り【休日は5〜6件巡っていました】
  2. セミナー参加
  3. バリスタの競技会に参加【筆者の店舗では本選前に社内選考がありました】
  4. 家または店舗で自主練習

 

もちろん正社員で雇われているバリスタもいますがごく少数です。
なぜかというとコーヒー屋さんは小規模の店舗が多いため、正社員で何人も雇えるほどの
経営基盤が整っていません。

 

なのでバリスタの殆どがアルバイトで経験を積み、日々技術を磨いているというのが現在のコーヒー業界の実情と言えます。
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しかしアルバイトからスタートして大会で活躍する方や自分のお店を開き成功している人も多いので、やり方次第ではバリスタとしての働き方を広げることは十分可能です。

 

話を戻しますが、アルバイトで働きつつスキルを磨く手段は多くのバリスタが歩んできた
道のりなので、そのため確実にバリスタになれる方法
といえます。

時間やお金をかけずにバリスタになるのには一番の近道と言えますよ。

 

専門学校に行って学んでから就職する【ただし周囲の環境次第】

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もう一つは専門学校で学びながら就職する方法です。
こちらの方法でバリスタになる方もこの2~3年で増えてきました。

 

専門学校ではバリスタに求められるコーヒースキルを体系的に学ぶことができ、卒業する頃には間違いなく即戦力のバリスタとして貴重な人材になれるので就活に有利になります。

 

例えば、あなたがコーヒーショップのオーナーだとします。

バリスタを採用する際、やる気はあるけど知識はゼロの人とお金を払い専門学校でしっかり学んできた人のどちらを採用したらお店にとってメリットがあるでしょうか?

圧倒的に後者ですよね。

前者は教育へのコストが後者に比べて遥かに高いです。後者はある程度知識や技術・経験があり、より短い期間でお店に順応し戦力となることができます。
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一方で前者のような人がほしいと考えているコーヒーショップもあります。

知識や技術よりも人柄や、お店とその人がマッチしているかどうかを重視しているコーヒーショップは少なくありません。

大切なのは自分にマッチするコーヒーショップを見つけることだと思います。
(それが難しいのですが、、)

 

とはいえ知識や技術があれば就職活動において必ず有利になるので、自己投資という点からも専門学校に通うことは良い手段の一つであることは間違いありません。

 

ワーホリ使って海外でバリスタになる【ハードルは高いがその分得られるものがデカい】

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日本以外でも海外でバリスタになることも大きな選択肢の一つでしょう。

 

なぜならワーホリでバリスタになることにはとても大きなメリットがあります。主なメリットはこちらです。

 

  1. ハイレベルなコーヒースキルが身につく
  2. 語学力が身につく
  3. 時給が日本の2~3倍
  4. 精神的にタフになれる
  5. 帰国後の就職が圧倒的に有利

 

一つずつ解説していきます。

 

1.ハイレベルなコーヒースキルが身につく

実は日本よりも海外の方がコーヒーが人気があります。コーヒー大国として有名なオーストラリアのメルボルンでは一つの街にコーヒーショップが何店舗も並んでおり、毎日しのぎを削り合っているコーヒーの超激戦区です。

そんな環境に身を置くことができればあっという間にスキルは伸びていくことでしょう。

 

2.語学力が身につく
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当然ですが海外で働けば語学力は嫌でも身につきます。店舗での接客や業務でのコミュニケーションも全て英語。人は周囲の環境に順応しようとする生き物ですので、日本で学ぶよりも圧倒的なスピードで上達するはずですよ。

 

帰国後も英語が喋れるバリスタはそれだけで重宝されるので、長期的に見たときに語学力は鍛えておいて損はありません。

 

3.時給が日本の2~3倍

海外ではコーヒー・カフェ文化が盛んでバリスタの需要が日本より高いです。

お店は常に優秀なバリスタを求めており、実力主義の世界なのでスキルに応じた金額を受け取ることができます。

そのためバリスタの時給は高く、平均で2000円前後。実力があれば時給3000円以上稼ぐ
バリスタも多くいるので、金銭的な面でも海外の方が良いと言えます。

 

4.精神的にタフになれる
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海外に行けばすべて自分で決めて行動しなければならなくなります。

母国語が通じない孤独な環境下で毎日必死に生きることで、精神的に強くなるでしょう。

 

コーヒースキルというよりも、生きていく上で重要なスキルが身につきます。
そういった経験が、今後のバリスタ人生に大きく影響してくるでしょう。

5.帰国後の就職が圧倒的に有利

海外でしっかり修業を積んだバリスタであれば、日本での就職に困ることはないでしょう。

海外でバリスタをしていた経歴があれば、その他大勢のバリスタに大きな差をつけることができます。

もしかするとお店からスカウトされる可能性もあるかもしれません。
いずれにせよ、日本でのバリスタ採用では大きな武器となることは間違いないでしょう。

うまく行けば上記5つのスキルを比較的短期間で手に入れる事ができますが、その分失敗するリスクもあります。

 

環境に馴染めず途中で帰国してしまったり、現地の日本人同士でつるんで語学力が全く鍛えられなかったり。目的であるバリスタの仕事につくことができない人もゼロではありません。

 

そういった幾つものハードルを乗り越えた人だけが海外でも活躍することができると言えるでしょう。
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まとめると、海外でバリスタを目指すことはオススメできますが、ハイリスクハイリターンな方法です。本気でバリスタになりたい人や覚悟を持って進める人にはオススメです。

 

バリスタになるためにコーヒーの資格は全くいらない。【バリスタになってから取ろう】

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資格はあってもなくても変わらないと断言できる理由【筆者が取得しているからこそ思うこと】

資格の有無はバリスタのになるために必須のものではありません。

 

理由は2つあります

  1. コーヒーの資格はすべて民間の資格だから
  2. バリスタはコーヒースキルや人柄が重要視されている

 

詳しく解説します。

 

1.コーヒーの資格はすべて民間の資格だからbarista-drip

コーヒーの資格には美容師や看護師のような国家資格が存在しません。

 

なのでバリスタは資格がないとできないという仕事ではないのでご安心ください。実際に私もなんの資格も持たずにバリスタになりました笑

コーヒーの資格には様々なものがありますが全て民間の資格です。一応ご紹介しておきますね。

  • コーヒーインストラクター
  • JBA バリスタライセンス
  • コーヒーマイスター
  • Qグレーダー
  • コーヒーコーディネーター

 

他にもまだまだありますが、最近できた資格が多いのでとりあえず上記を抑えておくくらいで大丈夫です。

 

2.バリスタはコーヒースキルや人柄が重要視されている
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一部記事の中でも述べたようにバリスタはコーヒースキルや人柄が最も重要視されます。

資格そのものは一定のスキルを有しているという証明にはなりますが、そもそも資格を作っているのは協会です。

 

必ずしもあなたが働きたいと考えているコーヒーショップのレベルにマッチしているとは限りません。それぞれのお店によってコーヒーやバリスタに対する考え方も異なります。

なので資格を持つことは有利ではありますが無いからといって不利になることはないでしょう。

もちろんコーヒーの資格を取るために勉強することで得られる知識は絶対に役に立つので、資格を取ることはオススメします。

お店によっては特定の資格を有していればお給料が上がったり、私のように従業員をバリスタ育成する立場に抜擢されるケースもありますので、いずれは一つくらい取っておくべきですね。

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結論、バリスタになるためにコーヒーの資格は必須ではありません。ですがバリスタとして成長する過程で資格は取っておくべきということですね。

これからコーヒーをはじめたいと考えている方には以下の記事がおすすめです。必要なモノを理解することでバリスタへの道のりがより具体的になってくるお思いますよ。

お家コーヒーのはじめ方講座!【4つのコーヒー器具を揃えるだけ】
本記事では、お家コーヒーをはじめるために最低限必要なコーヒー器具をご紹介。それぞれがどんな役割を果たしているかも解説しているので、これからコーヒーをはじめる方にオススメの内容となっています。

バリスタになった後の未来を説明するよ。【ゴールではなくスタート地点】

バリスタになったらすべきこと【始め方が9割】

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見事コーヒーショップに採用された場合、まずはあなたの働くお店が使っている器具や
コーヒー豆を全て買うことをオススメします。

 

理由は3つあります

  1. 【コーヒー器具】仕事以外でも使うことで器具の使用に慣れることができる
  2. 【コーヒー豆】働くお店の味を覚えることができる
  3. 職場の方と知識を共有できるチャンスが多い

 

1.【コーヒー器具】仕事以外でも使うことで器具の使用に慣れることができる

自宅で休日などに練習するとしても自分が働くお店と同じコーヒー器具を使用することで確実に使い方をマスターすることができます。

職場でも仕事により早く慣れる事ができますし、もしかしたら社員割引で通常より安く買えるかもしれないので正直最初のうちはメリットしかありません。

2.【コーヒー豆】働くお店の味を覚えることができる
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どのコーヒー豆で練習するかはとても重要です。まずは自分が働くお店の味をいち早く覚えましょう。そうすれば来てくれたお客様に自信を持って接客ができますし、味覚を効率よく鍛えることができます。

私はバリスタになりたての頃、色々なコーヒー豆を買って勉強していてたくさんの知識を得ることはできたのですが、自分が働くお店の味に対する理解度が低く、結果的に効率の悪い勉強法になっていました。

バリスタを辞めた今でも反省している点ですね笑

なので最初のうちは自分が働くお店のコーヒーを使って練習することがオススメです。

 

3.職場の方と知識を共有できるチャンスが多い

職場で既に活躍されている先輩バリスタ達と情報を共有したりアドバイスを貰えることも増えるでしょう。

例えば、器具やコーヒー豆を使っていくうちにわからないことや悩みは必ず出てきます。そういったときにお店と同じものを使っていれば周りの人に相談しやすいはずです。

 

分からないことをすぐに聞ける条件が揃っているので、スキルを上げる点から見てもお店と同じものを使うことには大きなメリットがありますよ。

 

もちろん、どうしてもほしいと思っているコーヒー器具やコーヒー豆があるなら買ってそれを使う方が楽しみながらコーヒーを学ぶことができるでそれに越したことはありません。

 

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まとめると、効率的にスキルを磨いて早くバリスタとして一人前になりたい!と考えているなら、自分が働くお店のコーヒー器具やコーヒー豆を買い揃える。もしくは自分が一番
楽しめる方法で勉強できるようにするのが一番の近道
ですね。


基本超楽しい!だけど辛い部分ももちろんある【バリスタの実態を解説】

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バリスタは好きなことを仕事にしている方がほとんどなので毎日がとても楽しいです。
コーヒーの勉強や練習も楽しいと感じられるので、スキルを磨きやすいです。

 

とはいえ大変なこともあるわけです。少しまとめて見ましたのでこちらをどうぞ

  1. 胃が荒れやすい
  2. 朝が早い
  3. 仕事終わりの練習

 

1.胃が荒れやすい
仕事中でも味をチェックするためにコーヒーを飲むことが多いです。

人によりますがコーヒーを飲みすぎて胃が荒れてしまうことは日常茶飯事なので、
対策として間食を挟んだり1日に飲む量を決めたりとそれぞれに工夫が必要になります。

 

私もコーヒーの練習でエスプレッソを飲みすぎて何度も苦しい思いをしました笑
ここだけの話ですが練習後に救急車を呼んだこともあります、、みなさんも飲み過ぎには
十分気をつけてください笑

 

バリスタにとって体調管理はとても重要なお仕事の一つですね。

 

2.朝が早い
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お店によって変わりますが基本的にバリスタは朝が早いです。朝の7~8時にオープンする
お店も多いのでバリスタの出勤時間はだいたいオープンの一時間前でしょう。

かくいう私も以前勤めていたお店は7時オープンだったので6時前には出勤していました。

なので起床時間は朝の4時半~5時くらい。日が昇る前に準備をして気持ちを鼓舞する
毎日でした。

 

もちろん働くお店によって時間帯は変わってくるので必ずしも朝が早いわけでは
ありませんが、基本的にはこのような勤務体系となってます。

 

3.仕事終わりの練習
バリスタは仕事終わりに練習をするのが普通です。仕事中にできることは限られているので時間を取って磨いていくべきスキルがたくさんあります。

そういった練習の積み重ねを毎日することで技術は上がりますが、同時に疲労も溜まって
いきます。

体力的にしんどくなってしまうことも多くありますがそういった期間を乗り越えて
バリスタは成長していくことができます。

自分なりのリフレッシュ方法を模索することもバリスタを続けていくことでとても
大切なことです。

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バリスタにはそういった苦労がある分、うまくなった時の喜びはとても大きいです。
やってきてよかったと心の底から思えることもとても多いので本当にやりがいのあるお仕事です。

 

このようにバリスタは楽しい半面、大変なことも多くありますがやっていくうちに
自分なりの対策を練って上手に楽しく学んで成長していくことが重要です。

本記事まとめ

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最後に、本記事をまとめるとこのような感じです

 

  • バリスタは誰にでもなれる。【自分に合った方法でなればOK】
  • コーヒーの資格は必須ではない。【成長の過程で学ぶのはオススメ】
  • バリスタになったらまずは自分が働くお店を熟知しよう【最短で上達します】

 

このように一つ一つクリアしていくことで誰でもバリスタになることができます。

まずははじめの一歩を踏み出すことが大切です。
これからバリスタになりたい方や、既にバリスタの方がより良いコーヒーライフを
送れるように応援してます!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!それではっ!

【自分に合った】コーヒーの選び方講座!【3つのポイントで解説】
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