コーヒー豆はどれくらい日持ちするの?
すぐに美味しくなくなっちゃう。最後まで美味しく飲みきれない!
コーヒー豆のオススメの保存方法を教えて!
こういった悩みを解決します。
本記事の内容
- コーヒー豆の保存期間【劣化の原因解説】
- 【3パターン別】コーヒー豆のオススメの保存方法
- コーヒー豆を美味しく使い切る方法【ロードマップ付き】
本記事の信頼性
- COFFEE MAP 管理人(SHUTO 24歳)
- OGAWA COFFEE LABORATORY元バリスタ(バリスタ歴4年)
- 年間200店舗のコーヒー屋さんを巡るコーヒーマニア
- コスタリカのコーヒー農園に訪れた経験あり
- コーヒーインストラクター(バリスタ指導経験あり)
バリスタ修行中の当時、家でコーヒーを淹れていたのですが、もっと早く鮮度について理解していればコーヒー豆を無駄にすることなんてなかったのに、、と今でも後悔しています。
コーヒー豆は、適切な保存方法を理解していないと本来のポテンシャルを発揮させることができません。
ということで、保存期間について理解し、皆さんがコーヒーをできるだけ長く楽しんでいただけるようになるための、記事を書きました。
本記事ではコーヒー豆の保存期間と適切な保存方法についてわかりやすくご紹介します。
この記事を読み終えると、コーヒー豆の保存期間と保存方法を理解でき、より長くコーヒーを楽しむことができるようになりますよ。
また本記事では
として内容を進めていくので、よろしくお願いします。
保存期間を理解すればコーヒーをより長く楽しむことができます。一緒に見ていきましょう!
コーヒー豆の保存期間はどれくらい?【劣化の原因は2つあります】
コーヒー豆の保存期間は購入から2~3週間くらい
通常だと、コーヒー豆の保存期間(美味しく飲める期間)は購入日からおよそ2~3週間ほどです。
なぜかというと、バリスタとしての経験上、3週間以上経ったコーヒーは味わいが軽く物足りなさを感じることが多いので、美味しく飲めるのは長くても3週間以内だと思います。
『じゃあ焙煎したてのコーヒーを買えば長く楽しめるんだ!』と考えるかと思いますが、実は焙煎したてのコーヒーはあまり美味しくありません。
その理由は、コーヒー豆内部のガスに秘密があります。
焙煎したてのコーヒー豆は豆内部にガスが多く含まれており、ガスがコーヒー成分の抽出を妨げてしまい全体的にガス臭くぼやっとした印象のコーヒーになりやすいです。
よくあるコーヒーの話で、『コーヒーはドリップの際に膨らめば膨らむほど良い』という話を聞いたことがあるかと思いますがあの話は半分正解、半分は間違いです。
適度な膨らみは鮮度の指標として大切なのですが、膨らみすぎるコーヒーは新鮮すぎてポテンシャルが発揮できてない状態なので、焙煎日から1周間はおいて適度にガスが抜けてから飲むことをオススメします。
話しを戻しますが、コーヒー豆の基本的な保存期間は2~3週間です。焙煎したてのコーヒーであれば1周間は待ちましょう。
コーヒー豆の保存期間が縮まってしまう2つの要因
コーヒー豆の保存期間が縮まる(劣化)してしまう要因は主に2つあります。
以下が主な要因です。
- 新鮮な空気に触れる
- 直射日光に浴びる
それぞれ解説していきますね。
☕新鮮な空気に触れる
コーヒー豆は新鮮な空気に触れることで劣化が早まります。
なぜかというと、コーヒーの香味成分や風味成分は常に放出している状態なので、新鮮な空気と結合してしまいそのまま空気流されてしまうからです。よく香りが飛ぶなんて言ったりもしますね。
他の本やサイトでも『コーヒー豆は密閉できる容器に保存しましょう』などと書かれていますが、具体的に言うと『コーヒー豆は香りが飛びやすいからなるべく新鮮な空気が触れないようにしようね』ということなんです。
では密閉した容器に入れておけば常に同じ鮮度に保てるのか、というとそうではありません。
先ほどもお話ししたようにコーヒーの香味・風味成分は常に放出する性質があります。
なので、空気を遮断したとしても必ず少しづつ鮮度は落ちていくので、なるべく早く美味しい状態のまま飲み切ることをオススメします。
まとめると、コーヒー豆はなるべく新鮮な空気に触れさせないようにしてできるだけ長く鮮度を保ちましょうということですね。
☕直射日光に浴びる
コーヒー豆は熱や紫外線にとても弱いです。
香味・風味成分は温度が高いほど放出量が高まるので、劣化が進んでしまいます。
例えるなら野菜と同じですね。野菜も高温の場所や紫外線に浴びると傷んでしまい劣化スピードが早まってしまいます。コーヒーも野菜と同じ生鮮食品なので、なるべく暗い場所や冷たい場所で保存するのがベストですよ。
ですので、直射日光を浴びる場所はコーヒー豆の劣化スピードを早めるので、なるべく冷暗場所で保存するようにしましょう。
コーヒー豆の保存期間を延ばす3つの保存方法【お家で簡単にできる方法と注意点をご紹介】
コーヒー豆の保存期間を延ばすために有効な保存方法が3つあります。
以下の保存方法が効果的ですよ。
- コーヒーキャニスター【常温での保存ならこれ】
- 冷蔵保存【ジップロックなどに移し替える】
- 冷凍保存【小分けにして保存がベスト】
それぞれのメリットと注意点を解説していきますね。
コーヒーキャニスター【常温で保存期間延ばすならこれ一択】
常温で保存する場合は購入時の袋のままではなく、コーヒーキャニスターに移し替えて保存するのがオススメです。
理由は、コーヒーキャニスターであればしっかりと外気を密閉し空気を遮断してくれるからです。
さらに、透明なものでなければ紫外線もしっかりと防いでくれるので、コーヒー豆の鮮度を効果的に保つことができますよ。
他にも様々な食材を保存できるので、1つ持っていれば日々の生活でかなり役立ってくれるので日用品としてもオススメです。
コーヒーキャニスターでなくても空気を遮断し直射日光を浴びづらい容器であればOKです。
大事なのは空気と直射日光からコーヒー豆を守ることなので、条件を満たしていれば何でも構いませんよ!
まとめると、常温での保存はコーヒーキャニスターがオススメ。空気と紫外線を遮断してくれる容器に移し替えましょう。
冷蔵してコーヒ豆の保存期間を延ばす【ジップロックなどに移し替えてニオイ移りを防ごう】
冷蔵庫での保存もコーヒ豆の保存期間を延ばす上でオススメです。
なぜかというと、冷蔵庫であれば暗い場所でなおかつ低温で保存することができるのでコーヒー豆の保存期間を効果的に延ばすことができるからです。
しかし注意点として前の章でも述べたように、冷蔵庫で保存する場合はあらかじめジップロックなど密閉できるものに移し替えることをオススメします。
冷蔵庫の場合は、他の食材も入っているのでコーヒー豆にニオイ移りしやすく、かえって保存期間が縮まってしまう可能性があるからです。
加えて冷蔵庫内は湿気が多く、コーヒー豆が湿気を吸ってしまいやすくなっているのでなるべく密閉性の高いものに移し替えることをオススメしますよ。
まとめると、冷蔵保存はとてもオススメ。密閉できるものに移し替えてニオイ移りと湿気から守りましょう。
冷凍して保存期間を延ばす【筆者イチオシ。小分けにして常に新鮮さをキープしよう!】
数ある保存方法の中でも冷凍保存が一番オススメです。
冷蔵保存よりも温度が低い場所での管理になるのでよりコーヒー豆の劣化を抑えることができます。
コーヒー豆を冷凍保存する上で特に注意すべきポイントは解凍時の温度変化です。氷点下近い環境で保存している場合、常温に戻す際に結露が発生しやすくなるので、冷凍庫から取り出してからはなるべくすぐにコーヒーを抽出するようにしましょう。
コーヒー豆の温度が低い状態でいつも通りの抽出だと、コーヒー成分が抽出されにくく味が薄くなりやすいので、いつもより高い湯温、もしくはいつもより細かい挽き目で抽出して味を調整しましょう。
まとめると、冷凍保存することでコーヒー豆の劣化を限界まで防ぐことができます。注意点としてすぐに抽出(いつもより湯温高めor細かめの挽き目)を意識しましょう。
コーヒー豆を挽くためにはコーヒーグラインダーが必要不可欠ですので、まだお持ちでない方はこちらの記事を読んで、良質なコーヒーグラインダーを選べるようになりましょう。
【余ったコーヒー豆活用術】保存期間が過ぎたコーヒー豆を有効活用する方法
どうしても劣化したコーヒーが残ってしまった場合の活用方法をご紹介します。
以下のような活用方法がオススメです。
- ドリップの練習豆にする
- カレーの隠し味に使う
それぞれ解説していきます。
ドリップの練習豆にする【自分のドリップ技術をUPしよう!】
保存期間を過ぎてしまったコーヒー豆が大量に余ってしまった場合は自分のドリップ練習用として使うのがオススメですよ。
なぜかというと、劣化してしまったコーヒーをある程度美味しく淹れることができるようになれば、普段のコーヒーも美味しく抽出することができるようになるからです。
具体的な方法で言うと、『いつもより細かく挽いて抽出してみる』や『いつもより粉を多くして抽出してみる』などいろんな抽出を試してみることが大切です。
練習用の豆だからこそ普段はしないような抽出をやってみましょう。まずかったら捨てるだけです。
実はこの活用術はバリスタも実践している方法なんです。
筆者の考え方でお話しすると、お店のお豆で販売期限が切れたコーヒー豆をいかに美味しく抽出するか?にフォーカスしてゲーム感覚で練習していました。
その成果もあってか、抽出理論にも詳しくなることができましたし、味わいを微調整する技術を付けることができたので、とても有効的な練習方法ですよ。
コーヒー豆にとっても役目を果たさずに捨てられるよりはずっとマシだと思うのでもしコーヒー豆が余ったら『ドリップの練習ができる!』とポジティブに捉えて積極的に活用しましょう!
まとめると、コーヒー豆が余ったら練習豆として使ってしまいましょう!ということです。
もし、これからコーヒーをはじめようと考えているなら以下の記事がオススメです。揃えるべきコーヒー器具を解説しているので、これを見ればすぐにでもコーヒーをはじめることができますよ。
カレーの隠し味に使う【上質なスパイスになる!?】
実はコーヒーをカレーの隠し味に使うのもかなりオススメなんです。
保存期間が過ぎてしまったコーヒー豆でも香りや風味はある程度残っているので、コーヒー独特の香りや風味がカレーと意外とマッチします。
具体的な使い方としては、まずカレーを作ります。そしてできるだけ細かく挽いたコーヒー粉を小さじ1杯ほどカレーの中に入れてよくなじませるだけです。
本当に美味しいの?と疑われてしまうかもしれませんが、一度騙されたと思って試してみてください。カレーの味わいに香味とコクがプラスされて美味しいですよ!
まとめると、コーヒー豆が余ったらカレーの隠し味に使うのが効果的ということです。
コーヒー豆の保存期間 【まとめ】
本記事のまとめです。
コーヒー豆の保存期間
- 豆の場合➩2~3週間
- 粉の場合➩1週間
コーヒー豆が劣化する要因
- 空気に触れる➩空気とコーヒー成分が結合してしまう
- 直射日光を浴びる➩熱や紫外線がコーヒーの劣化スピードを早める
コーヒー豆の劣化を防ぐ方法
- 常温保存➩コーヒーキャニスターがオススメ
- 冷蔵保存の場合➩ジップロックなどに移し替える
- 冷凍保存の場合➩小分けにして保存する
コーヒー豆の活用術
- 練習豆として使う➩ドリップ技術UP
- カレーの隠し味に使う➩香りとコクが良くなる
コーヒー豆はしっかりと保存することでより長く美味しいコーヒーを楽しむことができます。
今回の内容をしっかり理解すればより美味しいコーヒーに一歩近づけたと思いますよ!
その他にもっとこんなことが知りたい!などがあれば是非コメント欄に書いてください!お待ちしてます。
みんなのコーヒーが1%美味しくなりますように。
それではっ!
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